バンビーニ陸上クラブとは、陸上競技においてトップアスリートになるための小学生向けクラブです。中学生は当クラブの卒業生に限定しております。
小学生は埼玉県の強化指定選手を目指します。健康維持や他の競技の補完的な位置づけでのご入会では継続が難しいかと思います。年間スケジュールも強化指定大会に調子をあわせたものとなっています。
ご入会においてセレクションや面接などはありませんが、前述の目的をご理解の上ご入会してください。
<今年の表紙のテーマ>
バンビーニ陸上クラブは歴史が浅く、レガシーといった確立された価値観はまだ形成されていません。型をつくってしばることをしない指導方針のため、年によりこどもたちの性格により形が変わっていきます。
しかし、地球規模で見ると「世界遺産」というものがあります。世界遺産とは1972年に採択された世界遺産条約に基づき、選定される自然遺産や文化遺産の総称です。普遍的価値を有する記念物、建造物、自然環境を人類の財産とし、破壊や損傷から守ることを目的にしています。
守るべきものがあることは幸せなことです。文化遺産は何十年、何百年、何千年、自然遺産にいたっては何万年、何億年前から存在している地球の宝です。
バンビーニにいつの日かレガシーが生まれるとしても、地球の偉大さには比較しようもありません。偉大なる地球や人類の文化遺産に敬意を称し、今年1年間は「世界遺産」を追ってみたいと思います。
<第16回スペインの文化遺産「アント二・ガウディの作品群」>
スペインのバルセロナにある世界遺産で、カルターニャ地方出身の建築家アントニ・ガウディが19世紀後半~20世紀前半に設計した建築物作品群です。
1984年に3点、2005年に4点を加えての7点の構成資産を持つ世界遺産に登録されたアントニ・ガウディの7つの作品を指します。
1.グエル公園
1900年から1914年にかけて建造されたガウディとエウセビ・グエル氏が夢みた幻の英国風の庭園式住宅地です。園内にある色鮮やかなトカゲの噴水は、バルセロナのシンボルと言われてます。
園内はガウディならではの鮮やかなモザイクと曲線使いが見どころです。バルセロナの街を見渡せる展望スポット・ギリシャ広場や世界一長い波打つベンチ、そして、ガウディの家博物館など、サグラダ・ファミリアと共に人気の観光スポットです。
2.グエル邸
ランブラス通りにある、エウセビ・グエル氏から依頼を受けてガウディが設計を手掛けた豪華な邸宅。1886年から1890年にかけて造られたガウディ初期の代表作といわれています。建築終了後の修理を一切必要とせず、当初は別邸として建設しましたが、グエル氏は本館として使用されて、現在はバルセロナ市庁の所有となり一般公開されています。
3.カサ・ミラ
グラシア通りにある建築物。実業家のペレ・ミラとその妻ルゼー・セギモンの邸宅として1906年から1910年にかけてガウディによって建設されました。
直線を全く使わず、波打つ曲線をもつモデルニスモの建造物は、地中海やカタルーニャの雪山をテーマに造られています。ガウディが手掛けた個人邸宅では最後の建築物。現在も賃貸マンションとして人が住んでいます。
4.カサ・ビセンス
グランシア地区にあるガウディがはじめて住宅設計をした邸宅。マヌエル・ビセンスとその家族の住居として1883から1888年にかけて建設されたものです。
ムデハル様式というイスラム建築にキリスト教の建築が融合されたガウディの初期作品です。
5.カサ・パトリョ
グランシア地区に1877年に建設された邸宅を、ガウディが大繊維業者ジュゼップ・バッリョ・イ・カザノバスの依頼を受け、1904年から1906年にかけて改築を行いました。
外観が大きな窓があくびをしているように見えることから「あくびの家」、バルコニーの柱が骨のように見えることから「骨の家」と別名で呼ばれています。2005年から一般にも公開されています。
6.コロニア・グエル教会
バルセロナから約20kmの、サンタ・コロマ・ダ・サルバリョ市にあるエウセビ・グエル氏が依頼して建築された教会。1898年に依頼されましたが着手されたのは1908年。
地上に建つはずだった教会は造られず、ガウディが唯一講堂として造った半地下が礼拝堂に転用されています。
7.サグラダ・ファミリア大聖堂のキリスト生誕のファサード
バルセロナにあるガウディの最高傑作と名高い教会。教会の一部「生誕のファサードと地下礼拝堂」のみ世界遺産に認定されています。
1882年に初代建築家が着工。1883年に当時31歳だったガウディに引き継がれました。その後ガウディが亡くなる1926年までの43年間を捧げたライフワークですが、未完成でガウディの死後100年目の2026年に完成を目途に工事が進められています。