バンビーニ陸上クラブ

小中学生対象陸上競技専門教室
 048-783-2989
お問い合わせ

バンビーニ陸上クラブとは、陸上競技においてトップアスリートになるための小学生向けクラブです。中学生は当クラブの卒業生に限定しております。

小学生は埼玉県の強化指定選手を目指します。健康維持や他の競技の補完的な位置づけでのご入会では継続が難しいかと思います。年間スケジュールも強化指定大会に調子をあわせたものとなっています。

ご入会においてセレクションや面接などはありませんが、前述の目的をご理解の上ご入会してください。

 

<今年の表紙のテーマ>

バンビーニ陸上クラブは歴史が浅く、レガシーといった確立された価値観はまだ形成されていません。型をつくってしばることをしない指導方針のため、年によりこどもたちの性格により形が変わっていきます。

しかし、地球規模で見ると「世界遺産」というものがあります。世界遺産とは1972年に採択された世界遺産条約に基づき、選定される自然遺産や文化遺産の総称です。普遍的価値を有する記念物、建造物、自然環境を人類の財産とし、破壊や損傷から守ることを目的にしています。

守るべきものがあることは幸せなことです。文化遺産は何十年、何百年、何千年、自然遺産にいたっては何万年、何億年前から存在している地球の宝です。

バンビーニにいつの日かレガシーが生まれるとしても、地球の偉大さには比較しようもありません。偉大なる地球や人類の文化遺産に敬意を称し、今年1年間は「世界遺産」を追ってみたいと思います。

 

第30回「文化遺産アテネのアクロポリス」

古代世界において、都市国家をポリスと呼びました。人々は都市国家ポリスに集住(シノイキスモス)しましたが、ポリスの主要部を構成した、神殿を設けた小高い丘を表す場所を、「高い」を意味する単語“アクロス”に由来して「アクロポリス」と呼ぶようになりました。

このアクロポリスは市街を見下ろすことができる場所にあり、ポリスの守護神をまつる神殿が建てられていました。ポリスが建てられる過程では王の宮殿であったとも言われますが、周辺に人々が居住して社会が成長するなかでポリスが成立すると、やがてポリスを守るための神殿や何かあった際の避難場所としての機能を持つ場所に変遷していきました。

世界史におけるアクロポリスの重要性

アクロポリスは、ポリスに住む人々にとって精神的かつ軍事的な中心地になっていったと言われています。

また、政治や経済活動、文化などの中心地となったのが、アクロポリスの麓に作られた広場(アゴラ)です。アゴラは、民主化が少しずつ進む中で、人々の会合の場となったり、市場や公共の建物が建ったりなど生活の中心でした。人々は活発に哲学や政治を議論し、商売を通じた情報交換も行われました。

アゴラで議論を交わす中で、かの有名なソクラテスやプラトン、アリストテレスなどによって哲学が生まれました。

アテネのアクロポリスは、紀元前5世紀後半頃までに古代ギリシャに建てられました。高さ156mの丘の上にそびえ立っています。丘は、西側以外はすべて側面が急こう配の岸壁であり、簡単に侵略することのできない位置に建てられました。現在はアテネの街を一望できる場所にあります。

アテナのアクロポリスは複数の建物群からなり、とても規模の大きな遺跡です。古代より少しずつ建設が進み、今の形となりました。アテネのアクロポリスはその歴史的・建築的重要性から1987年にユネスコ世界遺産に認定されています

 

 

お問い合わせ