バンビーニ陸上クラブとは、陸上競技においてトップアスリートになるための小学生向けクラブです。中学生は当クラブの卒業生に限定しております。
小学生は埼玉県の強化指定選手を目指します。健康維持や他の競技の補完的な位置づけでのご入会では継続が難しいかと思います。年間スケジュールも強化指定大会に調子をあわせたものとなっています。
ご入会においてセレクションや面接などはありませんが、前述の目的をご理解の上ご入会してください。
<今年の表紙のテーマ>
スポーツの最高レベルでの戦いにはドラマがあります。主にオリンピックで起こったことを中心に掲載していきますが、世界選手権やゴルフの大会も掲載していきたいと思います。
我々もこどもたちに感動が与えられようまた感動が作れるよう指導していきたいと思います。今年もどうぞよろしくお願いします。
<スポーツマンシップ>
9月27日に行われた第17回世界陸上ドーハ大会(17th IAAF World Championships in Athletics Doha)の男子5000メートル予選で、無名の2選手が感動的なスポーツマンシップを示し、観客から大喝采を浴びる一幕があった。
ドラマが生まれたのはハリーファ国際スタジアム(Khalifa International Stadium)で行われたレースのファイナルラップ。他の選手は数分前にフィニッシュし、残るはブライマ・ダボ(Braima Suncar Dabo、ギニアビサウ)とジョナサン・バスビー(Jonathan Busby、アルバ)の2人だけとなっていた時だった。
最後の直線に入ると、33歳のバスビーはスローダウン。足元がおぼつかない感じで、よろめきながら転倒しそうになった。するとダボが立ち止まってライバルの腕を支え、そのまま約200メートル先のフィニッシュラインまで導いた。
1992年バルセロナ五輪の男子400メートルで倒れながらも、父の肩を借りてフィニッシュしたデレク・レドモンド(Derek Redmond)をほうふつさせるシーンに、観客は大声援を送った。
ポルトガルの学校へ通っているという26歳のダボはレース後、「彼の完走を手助したい一心だった」「とにかく、フィニッシュラインを通過するまで支えたいと思ったんだ。あの状況にいたら、誰でも同じことをすると思う」と通訳を介して語った。
同組トップのセレモン・バレガ(Selemon Barega、エチオピア)から5分近く遅れてフィニッシュしたものの、ダボは自己ベストの18分10秒87を記録。一方、レース後に車椅子で運ばれたバスビーは、予選失格という厳しい結果となった。